アレクサンダー・テクニークに学ぶ「モンキー」

野生の猿のうごきにはムダがない

「モンキー」
もちろん猿のことですが
野性的なことではありません。

実はとっても知的なお話なんです

「モンキー」
はアレクサンダー・テクニークでつかわれる
体のつかい方をあらわしています。

野生の猿は人間とちがい
100%本能で生きていますから
体のつかい方にはまったくムダがありません。

枝から枝へとびうつったり
すばやく移動したり
縄張り争いのためにかみついたり

そうした動きの中に
あなたがわすれている大切なうごきが
たくさんふくまれているのです。

アラフォー女子-モンキー1

アレクサンダー・テクニークとは

「必要のない動きをしないことで
 人間本来のもてる機能をひきだす」
ことを目的としたボディー・ワーク
(ボディー・ワーク=体の使い方を学ぶレッスン)

「いい動きをみにつける」
よりも
「よけいな動きをしない」
ほうが優先されるのです。

貯金しようとおもっても
まずは借金をぜんぶかえさなければ
お金はたまらないのといっしょです。

むだなうごきという借金をなくしてから
いい動きという貯金がたまっていきます。

創始者フレデリック・マサイアス・アレクサンダー

アレクサンダー・テクニークは
オーストラリア人の舞台俳優
「フレデリック・マサイアス・アレクサンダー」
(1869-1955)
によってつくられました。

アレクサンダーは舞台にたったある日から
声がでなくなってしまいます。

それをなおすためにみずから
自分の体をひたすら観察しつづけました。

そして声をだそうと力むことで
首に緊張をかけていることを発見するのです。

アレクサンダーはこの発見で分かるように
首のつかい方をとても重視しました。

首を楽につかうための体の動きも
たくさん体系化されていき
それが後の
「アレクサンダー・テクニーク」
となるのです。

首は前に上に

アレクサンダー・テクニークでは
「首を前に上に」
という考え方があります。

前といってもストレートネックのように
頭を前につきだすこととはちがいます。

ストレートネック-イメージ
左側がストレートネックで
右側がただしい首の位置です。

前に上にいった首とは
この右側のような状態です。

「首をふわっと、やや上に前に軽くもちあげる」

これが首の本来のポジション。

こうするとストレートネックで
カーブがなくなっていた頚椎(けいつい)は
前弯(前にカーブ)をとりもどし
首が自由になるのです。

アレクサンダーの基本「モンキー」

モンキーのやり方

ここでようやく「モンキー」の登場です。

モンキーは言葉どおり
猿のような姿勢をします。

アレクサンダー・テクニーク-モンキー

このとき頭をあげずに
ややあごをひいて
頭と体を上の写真のように一直線にします。

モンキーで背中を長く広くつかう

やってみるとわかるのですが
モンキーは背中に負担のない状態です。

「背中を長く広くつかう」

これがモンキーの目的の一つです。

モンキーをマスターすれば

  • すわった状態から立ち上がる
  • 皿洗いをする
  • しゃがむ物をひろう
  • 床にあるものを持ち上げる

あらゆる動作を楽にできるようになるのです。

アラフォー女子-モンキー2

モンキーのポイント

  • 首をやわらかく前に上にのばす
  • 頭が独立してふわりと浮いたイメージをもつ
  • 背中をまるめない
  • 足の裏に重心をあつめぶれない位置をたもつ

これがマスターできると、
ひざがまがった中腰姿勢でも
上半身を楽につかえるようになります。

家事にモンキーを活かす

アラフォー女子は家事で体がかたくなる

アラフォー女子にとって
家事は毎日やらなければならない仕事です。

料理・洗濯・掃除・買い物と
やることがたくさんあるのに
予定外の急用がはいったりして
いつもあわてて家事をこなさなければなりません。

  • しゃがんでぞうきんがけ
  • 洗濯物をほすためにせのび
  • 食器洗いで前かがみ
  • 買い物袋を両手でもつ

こうしたことをあせってやると
つい余計な力みがはいって
きがつくと体がかたくなっているのです。

家事はモンキーで楽にこなす

家事のときこそモンキーを思い出してください。
動作と動作の間にモンキーがはいると
その瞬間に背中が脱力します。

背中の筋肉はとても大きいですから
背中が脱力できると
リラックス感が増えていきます。

また首の位置もととのえることで
首の力みがぬけ
ただしい位置にリセットできるのです。

今日からあなたも猿の力をかりて
楽な体をつくっていきませんか?

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「アレクサンダー・テクニーク」-モンキーで家事が楽にかわる!2 | アラフォー女子健康カンリ

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