強迫性障害とは?

迫性障害
英語で表すとObsessive-compulsive disorder (OCD)

どうしても気になってしまい同じことをくりかえす
神経症の一種です。

頭ではムダとわかっていても
不安を消すためにどうしても同じ行為をくりかえしてしまいます。

健康な人間でも同じことをくりかえすことはあります。

楽しいことだったら何度もやりたいですし、
ゲームだってエンディングにたどり着くまで
やりつづけたいですよね。

ところが強迫神経症の場合、
明らかに不合理で自分を破滅に追いやるようなレベルで
同じことをくりかえしてしまうのです。

強迫行動の例

強迫行動の例

  • 手が汚れていないかと何十回も何時間も手洗いして赤切れだらけ
  • 部屋の鍵が確実にしまったか何度も確認して遅刻
  • ガス栓が本当にしまっているか気になって出かける途中で帰宅
  • 一日の行動を決められた順序でできないとキレる
  • 本の同じところを読み続けてしまいまったく先に進めない
  • 床をきれいにするために毎日数時間を費やす
  • いつも乗っている特定の車両でないと電車に乗れない
  • 本などの配置がいつも通りでないと片付けが夜中まで止まらなくなる
  • 食器の位置がいつも同じ位置でなければ食事を始められない
  • 身だしなみが完璧かどうか気になって洗面所で数時間過ごす
  • 医者に完全に病気でないことを保証するよう求める
  • 除菌していない場所に入りたくないので部屋からでれない
  • 床のタイルの数を数え終わるまで動けなくなる
  • 信号無視したら大変なので道路をわたれない
  • 指や毛抜きで頭髪や眉毛、まつ毛などを抜きすぎてしまう
  • 古新聞・メモ用紙・空き缶などをため込んで捨てられない
  • 不審者に思われたら困るので学校のそばを歩けない
  • 不潔が怖くてシャワーを数時間浴び続けている
  • 大災害の原因が自分でないことを誰かに確かめようとする
  • 駅の改札はきまった出口しか通ってはいけない
  • 車にひかれるので道路は歩けない

強迫観念の例

これは行動だけに限りません。
思考だけの強迫性障害「強迫観念」も存在します。

ある考えが頭の中を占拠して
どうしてもその考えからぬけだせない状態になってしまいます。

強迫観念の例

  • 神社で不敬なことを考える自分を責めてしまう
  • 手書きの文字がきれいに書けているか心配する
  • 包丁をもつと人を傷つけてしまうかもしれないことが怖い
  • 子供を傷つけてしまうという思いから抜けだせない
  • 異性の前で性的なことを想像する自分を許せない
  • 公衆便所で重大な感染症をうつされることを恐れる
  • コンビニで万引きしてしまうかもしれないと怯える
  • 親の前で親不孝なことを考える自分を許せない
  • 地震がおこって死んでしまうといつも考えている
  • 犬に触ると病原菌がうつると思い込む
  • 火を見ると自分は焼死するに違いないと感じる
  • 警察は自分を怪しむに違いないと思い込む
  • 昔の電話番号を覚えておかなければならないと思い込む
  • 車を運転して人をひいてしまうという思いがぬけない
  • 自分は強い体臭があり人からは好かれないと思い込む
  • 人が残酷な目にあう様子ばかり想像してしまう
  • 自分がいつも正しいことをしてるか心配する
  • ある歌や音楽がどうしても頭から離れない
  • 自分の顔が醜すぎると思い込む

アラフォー女子-手洗い1

強迫性障害は「強いこだわり」とは別

自分でもそれにこだわることが
「無意味で不合理」だとわかっているのだけど
どうしてもそのことが気になり
やらないと不安になってしまいます。

それが強迫性障害の怖さです。

そのせいで社会的に非難されたり
他人に迷惑をかけたとしても
強迫行為を優先するようになると
これは重度の強迫性障害です。

だんだん孤立し人とのかかわりを絶って
自分だけの「完璧な」世界にとじこもってしまうと
より事態は深刻化し、治療は困難になってきます。

事実、治療などを受けていないが
強迫性障害になやんでいる人はたくさんいます。

こうした人たちは自分をもてあましてはいるものの
自分が病気であるとは考えていないことも多いのです。

なぜなら、強迫性障害は
「強いこだわり」と勘違いされやすい側面をもっているからです。

とくに強迫観念に関しては他人から見たら
そんなことを考えているのは話を聞かないと分かりません。

でも頭の中を開いてみるとおぞましい想像ばかりしています。
そして本人もなんとなく自分の思考がおかしいことに気付いているわけです。

こうして強迫行為・強迫観念にこだわるあまり
健康な心までどんどん悪い影響をうけ
流れに身をまかせる健康的な生き方ができなくなっていきます。

強迫行為だけで1日が終わったり
強迫観念だけで1日考え続けたりするようになるのです。

これは破滅へのカウントダウンです。

強迫性障害になりやすい人の特徴

強迫性障害におちいりやすい人には
共通した特徴があります。

  • 完璧主義で能力が高い
  • 自分や他人に求めるレベルが高すぎる
  • 倫理観や道徳観念が強すぎる
  • 理屈っぽい
  • リラックスが下手
  • 猪突猛進型
  • 他人に気を使う
  • コミュニケーションが苦手
  • 自分のことを客観視できない
  • 良くも悪くもマイペース

要求レベルを満たせないことに
強くイラ立ちをおぼえます。

さらに物事が筋道だっていなかったり
自分の思うような美しさや理論にそっていないと
我慢ができなくなってしまうのです。

よく考えれば自分のそうした思考法こそが
もっとも論理的でないともいえるのですが。
そこは人間的なところなのかもしれませんね。

自分で自分の首をしめていることを
本人もよく理解していますが
高度な知識や技術が必要となる仕事と同じように
日常生活のささいなことに対しても
完璧主義がでて強迫行為をおこなってしまうのです。

まるで自分の頭の中で起こっていることが
世の中の全てであるかのようにとらわれてしまいます。

本人もこの矛盾には十分気づいていますが
長所でもあり短所でもあるために
これを改善するのはなかなか難しいことです。

真面目で仕事を手抜きしないような人に
強迫性障害は多いのですから。

これをうまく長所だけ残して短所だけ消すような方向に
もっていく必要があります。

強迫性障害の原因

この強迫行為、いったいなぜおこるのでしょうか?

強迫神経症/強迫性障害の原因

強迫神経症/強迫性障害の原因は、幼少期のトラウマ、体質、気質、潜在意識など主に心因性のものと考えられてきましたが、脳の画像研究から大脳の前頭葉皮質、基底核や視床下部などの連結固定化と活動過剰が認められ、神経回路の異常によるものと推定されています。

また、多くの臨床研究では神経伝達物質セロトニンの代謝異常による疾患と示唆され、脳器質的な病気であると認識されるようになってきました。しかしながら、几帳面や完璧主義などの性格の人に強迫性障害が起こる傾向にあり、治療には薬物療法と精神療法の併用が効果的であることから、実際には生物学的要因に心理的要因が加わり、相互作用によって発症すると言われています。

強迫神経症/強迫性障害

強迫性障害と脳異常

トラウマや遺伝的なものにより
脳神経回路に異常がおこり
脳内セロトニンが不足してしまいます

セロトニンは幸せホルモンであり
不足すると
意欲がわかずネガティブになってしまいます

脳細胞は再生可能

しかし脳細胞は再生可能です

生まれつきではなく
後天的なあとからでてきた要素
たとえば

  • トラウマ
  • 働きすぎ
  • パニック状態
  • 過緊張

これらが原因で脳異常になっているのなら
なおさら脳細胞が再生できる可能性は
高いのです

いくら強迫的な性質を生まれ持っていたとしても
その後の生活習慣や栄養の補強で
脳内物質を変えることは可能です

異常をおこす脳神経細胞を再生させることで
脳機能も改善できます

病院における強迫性障害の治療法

精神科、心療内科では
強迫性障害は投薬での治療が基本です

しかしセロトニンの不足や脳細胞の再生は
栄養で改善できますから
数々の副作用がある精神薬をのむ前に
ためしてみることをおすすめします

強迫性障害を栄養から改善

脳細胞を再生するために
栄養的なアプローチでは
まず脳細胞をつくる材料がたいせつです

強迫性障害の場合、どれも大量に不足しているはず

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  • 高タンパク(5-HTPも必要に応じて)
    →セロトニン生産
  • 良質な脂質(バター・ギー・ココナッツオイル)
    →脳の材料
  • ビタミンA,B群,C,D,E(特にナイアシンを高用量)
    →脳の活性化とうつ緩和

  • →うつ状態の緩和
  • 亜鉛
    →細胞の再生
  • マグネシウム
    →神経異常を緩和

    天然塩
    →血圧の調整と血流改善

強迫性障害を心理から改善

「恐怖のためにやれなかったことを何とか実行し、成功した体験の記録を積み重ねることができたならば、誰でも恐怖に打ち克つことができるとわたしは信じている」

ルーズベルト大統領夫人 エレノア・ルーズベルト(1884-1962)

強迫性障害を克服するためには、
まず強迫行為をしなければならない理由である
「恐怖心」と戦うことが重要です。

なぜ怖いと感じているのか?

その本質を見つめるために
強迫行為と真っ向から向かい合うことになります。

  • 思い通りにならない矛盾した現実をうけいれる
  • どんなに苦しんでも人はかんたんに死なないことを知る
  • 他力にゆだねることも才能であると知る
  • 自分にばかり興味をむけるのをやめ他人に興味をむける
  • 他人を喜ばせたり力になれることを実行する
  • 思い通りにならない自然とふれあい己の無力さをしる
  • 人生の目標をもっと自分らしいものに変える
  • 流れる水のような生き方を学ぶ
  • 他人からの感謝を素直にうけいれ自己肯定感をたかめる
  • 他の動物・昆虫のたくましい生き方をまねる
  • 一人で考え込む時間をつくらずに運動・他人と交流
  • 自分への過剰な監視をやめる
  • 地球上の一生命にすぎないと自覚する
  • 努力の限界値をあらかじめつくっておく
  • まわりと比較して行動を変えたりしない
  • やりたいことだけをやる
  • あきらめるタイミングを見極める

強迫性障害への身体的アプローチ

強迫性障害のない人生は楽で自由

流れる心をとりもどした人生は軽快で自由
束縛もなく大きすぎる期待もなく
やすらかさにただ心がみたされます

自分自分…
と自分にばかり注目すると
セロトニンがでにくくなります

流れをとめている何かを探すために
まずは食生活と心がけ、運動習慣から
変えてみませんか?

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「強迫性障害」脳異常の原因は栄養欠乏-手洗い30分は回復する2 | アラフォー女子健康カンリ

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