芥川賞受賞「コンビニ人間」への違和感

はじめて電車の中吊り広告で
そのタイトルを目にして
「どんな女性なんだろう..」

違和感と興味を同時に経験
不気味さと新鮮さを感じました
ロボット人間に感じる違和感に近いような…

村田沙耶香はどんな人?

「コンビニ人間」
という小説をご存知でしょうか?

作者は女性
この時点でいろいろ連想が膨らみます

「コンビニ人間」は第155回芥川賞受賞作品
作者は1979年生まれの小説家
村田沙耶香(ムラタサヤカ)

かなり個性的な人らしく、仲間の小説家からは
「クレイジー沙耶香」
と呼ばれているそうな・・・

他の作品タイトルも「殺人出産」
ちょっと「クレイジー」な感じが
よく伝わります..

しかも現役のコンビニアルバイト店員で
今でも週3日働いているそう。

なぜか執筆日時は限定されていて、
コンビニ勤務後のAM2〜6時のみ
こだわり派(オタク?)の匂いがします

芥川賞作家「村田沙耶香」にとってのコンビニ

村田さんにとって
多くのものが複雑に並びながらも
買い物しやすい不思議な構造であるコンビニは聖域

コンビニに集まるユニークな客も
彼女をコンビニに引きつける理由の1つ
ユニークなもの同士で引き合う何かが存在

コンビニ人間のあらすじ

コンビニ人間の内容も
村田さんの日常を反映したかのように
実に詳細かつクレイジー…

36歳未婚女性、古倉恵子。
大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。
これまで彼氏なし。
オープン当初からスマイルマート日色駅前店で働き続け、
変わりゆくメンバーを見送りながら、店長は8人目だ。
日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、
清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、
毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。
仕事も家庭もある同窓生たちからどんなに不思議がられても、
完璧なマニュアルの存在するコンビニこそが、
私を世界の正常な「部品」にしてくれる――。

ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、
そんなコンビニ的生き方は
「恥ずかしくないのか」とつきつけられるが……。

文藝春秋BOOKSより引用

ISBN 978-4-16-390618-8

シンプルで分かりやすい生き方は好感触

私だけかもしれませんが
こういう人って魅力的に感じませんか?

ライフスタイルがいいという訳ではないんです
コンビニバイト18年に憧れませんよね

じゃ何がいいかというと
「生き方がシンプルで分かりやすい」

分かりやすい生き方は自分軸のある生き方

コンビニが大好きでコンビニにどっぷりはまって
夢まで見てしまうオタク気質

少し怖い気もしますが
他人に迷惑をかけていなければ何の問題もありません
それを隠さずにオープンに生きているのは
精神的に健康であることを示しています

日本人が気にしがちな
他人からどう思われるかなど
人生を楽しむ上では邪魔でしかないのですから

こうした単純でシンプルな生き方というのは
自分軸でシンプルな生き方」

これからの多様性のある社会においては
これが1番なんじゃないでしょうか?

自分軸って何?

最近、この「自分軸」という言葉をよく目にします
私は今回はじめて使いました

そもそも自分軸って何なのか?

わかりやすくいえば
「自分の価値観を保ちながら生きること」

この「自分軸」をよく考えてみると
以前ブログでとりあげた「メンタル・ブロック」
を外すことと一緒なんです。

自分軸とメンタルブロックの関係

「他者の迷惑になる自分勝手な生き方はダメ」
というメンタルブロック(他人軸)を外したものが
自分軸といえるでしょう

そのメンタル・ブロックが全くなく
自分軸で生きるコンビニ人間
今の日本人にはこれが魅力的に映るのかもしれません

屈折した自分軸

それだけにとどまらず
「自分軸がやや屈折気味」なのもこの小説の特徴です。

なんとコンビニ人間は、
「自分が世界の部品である」
ことだけに深い満足感を感じているんです

「自分が世界の部品を作っていく」
と上昇志向をもつのが多くの人間の考え方ですから
それとは真逆の位置にあるわけです

屈折ポイントは
「単純な成長を放棄していること」 

この屈折の裏に隠れているのは
「一般的な日本的社会なんて受け入れられない」

という強烈なメッセージではないでしょうか?

コンビニ人間がもつ「日本的社会に対する抵抗感」

心の声を代弁するなら
「常識守ってふつうの生活をするなんて無理」

 
常識や多数派に従って自分を殺す人生は無意味 
という考えが隠れているのではないでしょうか
 
でも、コンビニだってルールはたくさんあるし
店長たちと社会人として付き合うのは一緒
 
では一体どこが違うのか?
 

 自分にあったルールを持つ集団に所属する重要性

 
その違いとは
 「その集団のルールに魅力を感じるか」
  
コンビ二人間の場合
「自分の好きな環境で”部品”になりきれるコンビニは最高!」
 といった感じでしょうか。
 
ある意味、コンビニ人間は
 「好き嫌いをハッキリさせて生きている」
 といえるでしょう。
 
 

もっと好き嫌いをはっきりして選びぬく

コンビ二人間から私が学んだのは
「妥協するな、もっと深く選びぬけ!」

あれもしたい、これもしたい
あの人ともうまくやってこの人ともうまくやって…
多すぎて疲れますよね?

もっとターゲットを絞りまくって
限りあるエネルギーを有効に使うことが重要です

アラフォー女子ももっと選びぬけ!

もちろんアラフォー女子だって同じこと
家事も育児も仕事もどれもやらなくちゃ
と思っていては常にストレスがたまります

やりたくないことは頻度を下げたり
家族に手伝ってもらったり業者に頼んだり
もっと広い選択肢から自分の希望を通していいんです

自分軸を貫いて正直に気楽に生きていいんです

「選択肢はやりたいことにしぼれ!」
ストレスを溜め込む前にぜひ思い出してくださいね!

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コンビニ人間

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