立甲って何?

初めて耳にするといったい何のことやらさっぱりわかりません。

私も最初は「立甲」って何?と意味が分かりませんでした。

「甲羅を立てる?いや甲を立てるかな?」

でもこのページにたどり着いたあなたはきっとすでに立甲についてあるていど知識を持っていることでしょう。

確かに、甲という文字が入った箇所が体にはありました。

その箇所の名前は“肩甲骨”です。

立甲とは「肩甲骨を立てること」

立甲とは、「肩甲骨を立てる」ことを意味します。

ふだんの姿勢で肩甲骨は背中にはりついています。それを背面からくっきり浮きださせるのです。

言うのはかんたんですが実際にやってみると…これが全くできませんでした!

今なら少しは動かせるようになりましたが、ちょっと油断するとすぐに立たなくなってしまいます。

つねに立甲をキープできるようにするのが私の目標です。

立て、立つんだジョー!

ボクシングも立甲

立甲と「4足歩行」

立甲の動作は、4足歩行の動物に由来します。

人間も二足歩行をする前の祖先をたどるとやはり4足歩行をしていました。

人類の進化と立甲

4足歩行をする上では腕と胴体は90度の直角関係にあり2足歩行の平行状態とは異なっています。

4足歩行は構造上、肩甲骨が立ちやすい状態なのです。

あなたもためしに四つんばいになってみてください。(自宅の部屋にいるならね)

そうするとわかると思いますが、地面からの反作用で上腕がおされて肩甲骨は背中からはがされ立ちやすくなります。

これこそ上腕が自由に力強く動ける状態であり、4足歩行のチーターやライオン、トラが力強い前腕の攻撃力で獲物を攻撃、さらに素早く走れる理由です。

立甲で肩甲骨が自由になるメリット

デスクワークをしていて運動しないと、肩甲骨が背中に張り付いて動かなくなっている人はとてもたくさんいます。

何を隠そう、私自身もそうでしたから。

動画関係の仕事をしていた時は本当に一日中座りっぱなしでお尻が痛くなるし、肩はカチカチになるし。。

もうね、立甲どこじゃありませんよ。腕が回らなくなるっていう。

考えてみると、一番強くかたまりやすいのが肩甲骨周辺かもしれません。肩から先はけっこう当時でも動きましたから。

そういう意味では肩甲骨周辺が一番かたまりやすいのは、肩甲骨周辺が一番重要であることを象徴しているようなものですね。

じっさい、肩甲骨の使い方がうまいと武道やスポーツでも多彩な動きができるようになります。

  • 肩甲骨の重みを活かしてボールを投げる野球投手
  • 肩甲骨の可動域を活かして力をためるボート選手
  • 肩甲骨の角度を活かして打撃の鋭さをますボクサー

「パワー・スピード」

ともに立甲状態を作れなければ潜在能力の全てを出すことは不可能。

つまり立甲のメリットは「肩甲骨周辺の潜在能力を引き出す」ことにあります。

立甲はあらゆる武道・スポーツで活躍

立甲により上腕の可動域が広がり肩甲骨の重みを活かした大変すばやく力強い動作が可能となるのは分かりましたよね。

この状態は武道家や一流スポーツ選手にとって絶対に欠かせません。

逆にいえば強い武道家・スポーツ選手はみな立甲ができているはずです。

  • ボクシング
  • 空手
  • 柔道
  • 剣道
  • 相撲
  • フェンシング
  • 合気道
  • レスリング
  • 野球
  • サーフィン
  • バレーボール
  • 卓球
  • テニス
  • バスケットボール
  • バドミントン

立甲ができていないと腕の力が十分だせず肩甲骨で力がとまってしまいます。

特に腕を前に突き出す姿勢で動きに差がでます。

このへんの細かい条件をもっと詳しく説明しましょう。

テニスも立甲

立甲に必要な概念「甲腕一致」

甲腕一致(こうわんいっち)とはゆる体操で有名な高岡英夫さんが提唱した概念です。

下の図を見ながらどういうことか説明してきましょう。

甲腕一致と甲腕交差の違い

かんたんにいえば甲腕一致とは「肩甲骨と腕が一直線上にある状態」を指しています。

下図Aの平甲腕一致もCの立甲腕一致も、ほぼ一直線上に腕と肩甲骨がならんでいます。

ところがBの甲腕交差は腕と肩甲骨が90度の垂直に曲がった状態であり、一直線上にはありません。

AとCは甲腕一致でありBは甲腕一致ではありません。

究極の身体-甲腕一致
引用:究極のからだ 高岡英夫

人間と甲腕一致の不思議な関係

甲腕一致の状態は肩甲骨のあり方として理想的でありすべてのパワーをあますことなく発揮できる状態です。

4足歩行動物とちがい人間の腕は地面についていないため地面からの反作用の圧力をうけず、ほとんどの人はBの甲腕交差の状態になっています。

もし人間が今から4つんばいで4足歩行を始めたら、時間はかかりますがだんだんとCの立甲腕一致になっていくと思います。

そうじゃないと肩甲骨の部分がかたすぎて地面からの衝撃を和らげるクッションにならず楽に歩けませんから。

しかし実際のところ人間は4足歩行が必要でないばかりか4足歩行動物のように野生で捕食されたりすることもありませんから強大な力が必要な機会もほとんどありません。

つまり必要に応じて人間はBの甲腕交差を選んでいるともいえるわけです。

立甲腕一致が必要な武道家・スポーツ選手・アーティスト・シェフ

ところが空手家やスポーツ選手となると話は違います。

空手家の一撃の強さで一瞬にして勝敗が決まることもありますし、テニスのサーブの強力さでウィンブルドンを勝ち上がる選手もいるわけです。

立甲腕一致が使えれば背骨・肋骨系の動きが大きくなるので、腰の回転や足の押し出しが少なくてもボクサーは強力なパンチを打てるようになります。

さらにいえばピアニストやバイオリニストなどのアーティスト、一流のシェフも繊細な腕の動きができるようになりパフォーマンスがより安定します。

一流シェフは立甲ができている

立甲の具体的なイメージ

百聞は一見にしかず。

まずは下の動画で立甲イメージを確認してください。

あなたの予想以上に肩甲骨が動き肩甲骨が立っているのが分かるはずです。

見た目にはちょっと不気味かもしれませんが、運動のパフォーマンスを上げるだけでなく肩こりを解消するためにもとても重要な動きです。

立甲は肩こり解消・バストアップに効果的

肩甲骨を立てられるようになると、肩甲骨の背中への張り付きがなくなっていきます

これによって肩甲骨の可動域が広がり肩甲骨周りのこりもほぐれ肩こりまでも改善できます。

また肩甲骨が自由になることで背中の張りが軽減し胸周りの筋肉が広がる方向にストレッチされてバストアップも可能だとしたら、女性なら絶対やってみたくなると思います!

肩甲骨だけにとどまらない幅広い効果が立甲にある…まさに驚きですね。。

立甲のポイントは「手の動かし方」

ポイントは、肩甲骨の動かし方。

肩甲骨を力甲ポジションで動かすには手の使い方が重要です。

もしあなたが四足歩行をするとしたら手の位置は前にまっすぐのばした「前ならえ」状態になると思います。

立甲はもともと四足歩行の動物が得意とするものですから人間も四足歩行の状態に近づけることで立甲により近づくことができます。(じっさいに4つんばいになる必要はありません)

腕を前にのばすだけでなく上の動画で紹介したように手を前にのばしたうえで手の上下運動をすると立甲しやすいと思います。

まずは鏡の前で真似をしながら小さな動きからはじめてみてください。

人によって肩甲骨の背中への張り付き方はちがうので微妙に角度をつけたりして立甲しやすいポジションをうまくみつけてくださいね!

(これを一人黙々とやっていると多少変な人に見えますがそんなことに負けてはいけませんw)

これで立甲しやすくなる!「自分で肩甲骨タッチ」

あなたは自分の肩甲骨を自分の手でタッチできますか?

実は自分の肩甲骨に自分の手でタッチすることは立甲と同じような効果があるのです。

肩甲骨はがしストレッチ-自分で肩甲骨を触る

引用:肩甲骨はがしストレッチ -首、肩、腰の痛み、体の不調が消える!

これは肩甲骨はがしの一環としてよく用いられるストレッチですが、立甲をするための準備段階に用いるとスムーズに立甲ができるようになるでしょう。

立甲に興味があるあなたは当然肩甲骨のあらゆる動きに深い興味をもっているはずです。

ぜひこの機会に肩甲骨への知識をグッとふかめてみてはいかがでしょうか?

立甲は家事の合間にアラフォー女子もできますよ!

  • 台所で家事をしながら
  • お風呂の脱衣所で
  • 寝る前に
  • トイレ休憩時に

細切れ時間でちょっとやり続けるだけでも肩こりを改善しバストアップできますから、遊び感覚で動かしていってくださいね!

あ、忘れてましたが背伸びの姿勢とくみあわせてやるとさらに効果的ですよ。。

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「立甲で肩甲骨まわりの筋肉ストレッチ」-肩こり0・バストアップへ一直線2 | アラフォー女子健康カンリ

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